最近、お尻のこのあたりが気になったりズキズキ痛むけれど、どこが悪いのかわからない!
「整形外科でレントゲンを撮っても【異常なし】と言われたのに、ちょっとした姿勢でやっぱり痛む!
そんな、言葉でうまく表現できないお尻のモヤモヤした痛みに悩まされてされていませんか?
実は当院でも、こうしたお悩みを抱える方が最近とても増えています。
この原因の多くは、骨盤にある小さな関節<s仙腸関節(せんちょうかんせつ)」の軽いぶれや引っかかリにあるんです。
今回は、なぜこの痛みが特に女性に多いのか、その理由と自宅での簡単なケアについて分かりやすくお話ししますね。
1.そもそも「仙腸関節」って何処にあるの?
仙腸関節とは、骨盤の真ん中にある骨(仙骨)と、左右の骨(腸骨)をつなぐ、ちょうどお尻の割れ目の少し上、左右両側にある小さな関節です。
この関節、実はほんの3〜5ミリしか動きません!
動く範囲はわずかですが、歩いたり走ったりしたときの衝撃を優しく吸収してくれる、骨盤のクッションのような大切な役割をしています。
ところが、日頃の姿勢の癖や疲れが溜まると、このクッションがガチッと固まってロックされてしまったり、逆に緩みすぎてグラグラになったりします。
その結果、まわりの神経を刺激して、お尻のどこかが痛い太もも裏まで怠いといった不快な痛みを引き起こしてしまうのです。

2.なぜ女性に多い?3つの意外な引き金
この仙腸関節のトラブル、圧倒的に女性に多く見られるのが特徴です。それには女性特有の体質や、最近の環境が深く関係しています。
① ホルモンの影響で骨盤が緩みやすい</h4>
女性の体は、月経周期や更年期など、生涯を通じてホルモンバランスが大きく変わります。特に骨盤の靭帯を緩めるホルモンが出ている時期は、<strong>仙腸関節のまわりも自然と緩みやすくなります。</strong>
男性よりも筋肉量が少ないこともあり、日常のちょっとした動きで関節に負担がかかりやすいのです。
② 気温変化「冷え」によるこわばり
「季節の変わり目や、急に冷え込んだ日にお尻が痛む」という方はとても多いです。
体が冷えると、骨盤まわりの血流が悪くなり、お尻の筋肉がギュッと硬くなります。クッションである関節の動きが完全にロックされてしまうため、歩くときの振動がダイレクトに痛みに変わってしまいます。
③ ストレスによる無意識の緊張
精神的なストレスや忙しさによる疲れは、自律神経を乱し、無意識のうちに骨盤まわりのインナーマッスルを緊張させてしまいます。
東洋医学では【心身一如(しんしんいちにょ】と言って、心と体はつながっていると考えます。ストレスでエネルギー(気)の巡りが悪くなると、血流も滞り、特に関節の痛みとして現れやすくなるのです。
3.【姿勢チェック】あなたの座り方、立ち方は大丈夫?
(いつも片足にばかり体重をかけて立っている)とか(椅子に座るとすぐ足を組んでしまう)とか時々(いつも同じ側の肩にバッグをかける)!
こうした何気ない姿勢の癖が、3〜5ミリの小さな関節をじわじわと歪ませる原因になります。
4、自宅でできる!骨盤をいたわるセルフケア
お尻の痛みが強いときは、無理にグイグイ伸ばしたり、強く揉みほぐしたりするのは逆効果になることがあります。まずは冷えないこと、骨盤の本来の姿に戻すを意識してみましょう。
※ 仙骨のあたりを温める
お尻の真ん中にある平らな骨(仙骨)のあたりに、使い捨てカイロを貼ったり、湯船にゆっくり浸かって温めてみてください。骨盤まわりを温めることは、東洋医学で生命力の源とされる腎の働きを高め、冷えによる痛みを和らげる一番の近道です。
※簡単でやさしい骨盤リセット(膝抱え運動)
仰向けに寝て、両膝を両手で軽く胸の方へ引き寄せます。自分が(気持ちいいな)と感じる強さで10〜20秒キープして、ゆっくり戻す。これを数回繰り返すだけで、固まっていた仙腸関節のロックが自然と緩み、まわりの筋肉の緊張がほぐれていきます。
簡単メッセージ!
【お尻のどこが痛いのか、うまく説明できない】からといって、我慢する必要はまったくありません。
当院では、これまでの多くの臨床経験をもとに、あなたの全体の姿勢バランス(均整)をチェックして、仙腸関節の引っかかりを優しく整えます。同時に、漢方の知恵を使って内側の冷えやストレスによる滞りも一緒にケアしていきます。
骨盤は体の土台です。外側の骨格と、内側の自律神経や血流の両面から整えて、痛みのない軽やかな毎日を取り戻しましょう。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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