暑い夏は冷房が欠かせません。
冷房は熱中症予防や快適な生活にとても大切です。
しかし一方で、冷房の効いた環境に長時間いると、体が冷え、汗をかく機会が減り、体温調節の働きが乱れやすくなります。東洋医学では、このような状態が気血の巡りを弱め、夏バテや胃腸の不調、疲労感につながると考えます。
だからこそ、夏には次のような習慣を意識することが大切です。

※ぬるめのお風呂に入り、体をゆっくり温める。
※深呼吸を行い、自律神経を整える。
※軽いウォーキングやストレッチで汗をかき、巡りを促す。
※冷たい物や暴飲暴食を控え、胃腸をいたわる。
※十分な睡眠で体の回復力を高める。
また、体質によって飲み物を選ぶこともおすすめです。
陽気が強く熱がこもりやすい方は、麦茶やお茶などで体の熱を穏やかに冷ますことが役立ちます。
冷えやすい陰のタイプの方は、生姜茶やナツメ茶などで胃腸をあためることが夏の体調管理につながります。
さらに、ご自身の体質に合った漢方薬を上手に取り入れることで、夏の疲れや胃腸の不調、自律神経の乱れの改善をサポートできる場合もあります。
夏は暑さだけでなく、冷えにも注意が必要な季節です。
冷房を上手に利用しながら、【体をあためる・呼吸する・働く・胃腸を守る】という4つの習慣を意識して、元気に夏を過ごしましょう。
最後に!
夏に健康を保つために最も大切なことは、【外の暑さ対応】と【室内の冷えへの対応】、この二つのバランスを上手に保つことです。
しかし、仕事や家事、人間関係の疲労などで疲労が積み重なると、私たちの体温調節や自律神経の働きは乱れやすくなり、暑さにも冷えにも適応しにくくります。
その結果、夏バテや胃腸の不調、睡眠の質の低下、慢性的な疲労へとつながることがあります。
私は心理師・整体師・東洋医学に携わる者として、30年以上多くの方々の心と体を見てきました。
その経験から強く感じることは、夏を元気に乗り越えられる一番の条件は、【体力を落とさない事】、つまり回復力を育てることです。
そのためには、冷房を上手に利用しながら、お風呂で体を温め、深い呼吸を習慣にし、適度に体を動かし、胃腸をいたわる食生活を心掛けることが大切です。そして、自分の体質に合うに合ったお茶や漢方を取り入れることも、夏の健康維持を支える力になります。
東洋医学には、【正気存内、邪不可干(せいきそんない、じゃふかかん)】という言葉があります。
体の回復力【整気】が充実していれば、外からの暑さや冷えなどの影響を受けにくい】という意味です。
今年の夏は、暑さだけを恐れるのではなく、自分自身の回復力を育てることを第一に考えてみてください。
それが、健康で元気な毎日を過ごすための、最も確かな夏の養生法だと私は考えています。
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